初診時年齢15歳の女子 閉唇時のオトガイ部のしわや口元が出ていることを主訴に来院された。
オーバージェットは約4㎜であったが下顎の前歯も前方へ傾斜しており上下顎前突と診断して、上下顎小臼歯抜歯を行っていただき動的治療を行った。加強固定には患者さんの希望で矯正用アンカースクリュー(矯正用インプラント)を使用した。上下顎前歯の十分な後退が行われ良好な結果が得られた。治療後、想像以上にきれいになっていたことに驚くとともに、当院では毎回歯ブラシの指導を行うため、ブラッシングに対しての意識が変わったと感想があった。 動的治療期間2年3か月間(調整来院20回)
- 矯正治療には以下のようなリスクがあります。
- ・歯の移動を行う際の痛みが生ずる場合がある。
- ・ブラッシングが十分行わなかった場合に虫歯ができることがある。
- ・歯の移動を行うと極めて希に根の吸収が起こることがある。
- ・矯正用ゴムを指示通り使用しないと計画している歯の動きが得られないことがある。
- ・装置が粘膜を刺激することで口内炎が起こることがある。
- ・歯の裏側の装置の場合、装着後数日は発音障害が出ることがある。
口を閉じた時にできてしまう顎のしわや、横顔で口元がでていること、咬みあわせが合っていない事などが気になり治療を決めました。装置を外してもらった日、自分の歯並びが想像以上に綺麗になっていてとても驚きましたし、嬉しかったです。
今はコロナウイルスの影響でマスク生活ですが、早く人前で笑いたいと思えるようになりました。
この病院では歯ブラシの指導も丁寧にしてくださるので、歯みがきの大切さを知り、歯みがきに対する意識も変わりました。
矯正は病院へ行って終わりではなく、自宅や私生活での自分自身の行動が大切な治療だと思います。
歯ブラシやゴムかけなど、面倒に感じる日もあると思います。でも何とか頑張って一生ものの素敵な歯並びを手に入れて欲しいです。