マウスピース型矯正装置(インビザライン)を用いた矯正は、付け外しが可能なマウスピース型の矯正治療です。仕事の都合や、周囲に気づかれずに矯正治療をしたいという方で、装置を付け外しされたい方には、最適な治療です。
ほりい矯正歯科クリニックでは舌側矯正に加えマウスピース型装置を用いた矯正として『マウスピース型矯正装置(インビザライン)』を採用しています。歯を少しづつ動かすようにマウスピースをはめ替えてゆきます。マウスピース型矯正装置(インビザライン)の特徴は他のマウスピース型装置を用いた矯正と比較し歯の動きがあらかじめシミュレーションされているという点です。歯の型取りを行いこの型をスキャニングすることでデジタルデータ化し、クリンチェックというシミュレーションソフトで歯の動きをシミュレーションします。歯の動きは1ステップ最大0.25㎜でと決まっているため、マウスピースの枚数により期間が違います。
また、『マウスピース型矯正装置(インビザライン)』はアタッチメントといった歯に接着する出っ張りを設定することで歯の動きをできるだけ精密に行うように設計されています。また、歯を動かすことは舌側矯正と同様なので矯正用ゴムを使用したりすることもあります。
永久歯の抜歯を行う必要があるケースにも対応が可能な点も他のマウスピース型装置を用いた矯正より優れている点であると考えられます。
ワイヤーによる矯正治療と同様に歯の動かし方の設定、治療方針は歯科医師により異なり、経験が重要になります。どの医院でも同じということはありません。
さらに、マウスピース型矯正装置(インビザライン)を用いた矯正はどのようなケースにも対応できるわけではありません。マウスピース型矯正装置(インビザライン)を用いた矯正に向いているケース、不向きなケースがありますので多くのケースを経験していることが必要です。特に抜歯を行うケースは歯の動きのステップをきちんと設定しておかないと、マウスピースの不適合が出やすく、装着状態が悪いと早い段階で以降のマウスピースを作り直す必要が出てくるので注意が必要です。
また、口元が突出し口元の形の改善のため、前歯を大きく後退させたいケースなどはマウスピース型矯正装置(インビザライン)を用いた矯正より舌側矯正で行った方が良い結果が得られることもあります。このように、多くのケースを経験し、それぞれの装置の特性を充分理解し、使い分けることで患者さんの希望に沿った歯ならび、かみ合わせとすることが可能になります。
こだわり1
こだわり2
01
現在は口腔内スキャナーでスキャニングしデータをインターネット経由で送信しています。
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アラインテクノロジー社にて、型をもとに、歯の動きのシミュレーションを作成してもらいます。
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アラインテクノロジー社が作成したシミュレーションをドクターが確認し、数回修正・調整の指示を出します。
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納得の行くシミュレーションが完成した時点で患者様に来院していただき、シミュレーションをもとにご説明させていただきます。患者様がシミュレーション内容に納得していただけた段階で、マウスピースの作成を開始します。
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定期的に(4~6週間に1回)通院していただきながら、歯の動きに合ったマウスピースに順次交換していきます。(治療期間の目安は約2年間です。)
マウスピース型矯正装置(インビザライン)はオーダーメイドの装置となります。
オーダーメイド(特別注文)された矯正装置は、1人1人の歯の形に合わせて装置を発注、制作します。従来の矯正装置は、レディメイド品になります。つまり、大量生産された既製品であるブラケットと呼ばれる装置を使用しています。
オーダーメイドによって作られた医療機器は、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)では、医療機器に該当しません。つまり、マウスピース型矯正装置(インビザライン)に代表されるマウスピース型矯正装置における治療の治療結果や治療中のトラブルは、担当する歯科医師に委ねられます。
マウスピース型矯正装置を受ける際、どの歯科医院でも受けても、治療が担保されていることになりません。最新の矯正治療であるメリットがある一方で、トラブルがあった場合も考慮して、治療をするかしないかを判断しないとなりません。矯正治療に対する専門的な知見、経験を有する歯科医師に相談することが重要になります。