2025.04.18 大人の矯正

矯正治療をすると老け顔になる⁈って本当なの?

新緑の季節になりました。みなさまいかがおすごしでしょうか?

トリートメントコーディネーターの斉藤です。

初診カウンセリングをしていると、患者さまから 『矯正治療をすると、ほおがこけると聞くことがあります』『ほうれい線が濃くなるってネットでみたんですが…』と心配のお声をきくことがあります。

何をかくそう私も〇年前に上下左右の小臼歯を抜歯して歯科矯正をした経験者です。患者様のそんなお声を聞いて、自分の治療を振り返り治療前後の自分の顔をみてそんな風に思ったことはなかったな…というのが正直なところです。

でも、そんな情報を耳にするとせっかくきれいな歯並びになりたい!と思って歯列矯正治療を始めるのに心配になりますよね。本当にそんなことがあるのか先生たちに聞いてみました。

先生たちからの回答は…

結論からいうと、お口元の変化によってお顔の印象が変わることはありますが、歯列矯正が直接皮膚のたるみに関係し老け顔になるということはないそうです。

ではなぜそういう情報がでてくるのでしょうか?

永久歯抜歯をして矯正治療を行う

成人の矯正治療で特に印象が変わりやすいのが小臼歯を抜歯して行う治療です。抜歯をすると歯がきれいに並びやすくなるに加え、口元が出ている場合(最近よく聞く口ゴボの状態)は、横から見たときに口元が後退しEラインがきれいに見えるといったメリットがあります。特に成人の女性の方は口元の形を気にされEラインをきれいにしたいという目的でカウンセリングにお越しになることが多いです。

 

ただ、口元が理想的な位置に下がることで、口元が出ていた時は皮膚が引っ張られていて気にならなかったほうれい線が濃くなったと感じてしまうことがあるそうです。

また、治療の期間は平均的に2年半ほど期間を要します。その間にどうしても自身も年齢を重ねているということも要因として挙げられます。

マスクの下のお口もとはどうなっていますか?

さらに近年感染症対策でマスクをすることがマストになりました。マスクの下の表情はどうでしょうか?緊張感なく口角はさがっていませんか?顔の筋肉の70%は口まわりに集中しているとのこと。

治療中、歯が動く痛みがある間は笑ったりする機会が少ない、やわらかいものばかり食べて咀嚼回数が減る、などがあるかもしれません。しかし個人差もありますが痛みは毎回の調整後2,3日で軽減していきます。痛みが軽減したら意識して口角をあげて表情豊かに過ごしていきましょう!

 

 

 

 

 

上は治療前(2007年)・下は治療後(2009年)私の写真です。

治療することで口元が下がり理想的なEラインに近づきました!

友人から『鼻が高くなったんじゃない?え?整形した?』なんて言われることも笑

ほうれい線の濃さ、ほおのたるみを感じるのは治療後よりも現在のほうが…?(;^_^A

やはり年齢には勝てない?です(笑)いつまでの若々しくいたい!のでスキンケアをしっかりすることを心がけ口角をあげていっぱい笑って過ごしていきたいと思います!