歯科用CTについて
こんにちは。歯科衛生士の菰口です。
今回のブログは、当院でも大活躍!歯列矯正の分析診断において欠かせない歯科用CTについてお話したいと思います。
歯科用CTって何?
歯科用CTとは歯科の分野に特化したCT装置のことで、コーンビーム方式といったスキャンの方式を用
いているためコーンビームCTとも言われています。
X線を利用して断層撮影を行い、コンピューターでのデーター処理、再構成を行うことで
三次元画像化していきます。
医科用CTとの違いは?
①撮影方法
医科用は被写体が横たわって撮影しますが、歯科用は立ったままでの撮影が可能です。
②被爆線量
一般的な医科用CTの約1/10と、非常に少ない被ばく量ですみます。
③撮影時間
コーンビームCTは1回転の照射で立体画像を得られるので撮影時間も
短く、10秒ほどで終わります
歯科用CTでわかること
①歯の状態や根の長さ
虫歯や歯の根の病気の有無がわかります
②骨の厚さや密度、神経の位置
矯正用インプラント埋入の際に参考にします。
③埋伏歯の有無、位置
肉眼では気づかない、埋っている歯をみつけることができます。
口腔内は、骨や関節、筋肉、神経などが複雑に絡み合って歯を支えています。
歯科用CTを用いることで今まで見えなかった部分が見えるようになり、的確な診断が行えるようにな
ります。また、従来の平面のレントゲンでは把握できなかった歯と骨の位置関係や立体的な構造を詳し
く把握することができます。
適切な治療を行うために重要な歯科用CT、安心して撮影を受けてください(^^)
株式会社モリタ
なお、当院では11月に新しい歯科用CTを導入予定です。より高画質、高性能になった歯科用CT
楽しみにしてくださいね!