つわりの時のブラッシングについて
みなさん、こんにちは。歯科衛生士の奥野です。
前回、矯正治療中の妊娠についてのブログを更新させていただきました。
https://www.horii-kyousei.com/blog/adult/post_3784/
その中で、妊娠性歯肉炎について少し触れているのですが、個人差はありますが、妊娠中につわりが起こることは大いにあります。
つわりの時は、ブラッシングするのも億劫になりますよね。
つわりで丁寧にブラッシングが出来ないと矯正装置の周りに残った汚れで虫歯のリスクが上がりますし、歯肉炎のリスクも上がります。口内炎も出来やすくなります。
今回は少しでもつわり中に口腔内をキレイにできそうな方法をいくつかお伝えしようと思います。
まずはブラッシング!
・最低限、装置の周りに残っている食べ物は取り除いてください
歯ブラシを口腔内に入れることも厳しい方はおられると思います。
そんな時は、まずは口をゆすいでから子ども用の歯ブラシやワンタフトブラシなどのヘッドの小さい歯ブラシを使って確実に食べ物を除去してください。詰まっている食べ物がないだけでもだいぶ変わります。
・体調の良いときにこまめにブラッシングするのもおすすめです
・歯磨き粉は、使用できるのであれば低発泡性のものなど刺激の少ないものを使ってみてください。歯磨き粉を使用する事により吐き気が出て使用できない場合は、付けずにブラッシングをしてみて下さい
キシリトールの摂取
・キシリトールを毎日取ることでご自身の虫歯の原因菌が減少します
・ご自身の虫歯菌を減らすことで、生まれてくるお子さんへの感染リスクを低くし、お子さんの虫歯予防につながります
・キシリトールは、歯に汚れを付きにくくする効果もあります。
(ちなみに、キシリトールガムの場合、ガムのベースが固いので矯正治療中も噛むことができます。)
PMTC
当医院では、歯科衛生士が専用の機械を使って口腔内をお掃除するスペシャルクリーニングというメニューがあります。体調の良いときに定期的にスペシャルクリーニングを受けてもらう事で虫歯・歯肉炎のリスクを減らせます
ただでさえ矯正治療中は、口腔内に装置が入っていることで虫歯・歯肉炎のリスクが高くなる可能性があるのに、プラスでつわりでブラッシングができないとなると心配なことが増えますよね。
もし、何か不安な事があればご相談下さい。一緒に解決策を探していきましょう。