2023.02.07 子どもの矯正

保定装置のお手入れ

こんにちは。歯科衛生士の森です。

矯正治療でキレイに並んだ歯並びやかみ合わせ。

保持するために使用する装置をどのように使用するのかご存知ですか?

今回は、使用方法・お手入れ方法についてお話したいと思います。

 

皆さん、矯正治療には動的期間と保定期間があるのはご存知でしょうか?

歯を積極的に動かす動的期間

動的期間に使用する装置にはマルチブラケット装置(表側・裏側)・マウスピース型矯正装置があります。

動かした歯を留めて安定させる保定期間

保定期間に使用する保定装置には

可撤式装置(ワイヤー・QCM・マウスピース型)・固定式装置(フィックス)があります。

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保定装置どのように使用するのか?

保定期間開始直後は後戻りしやすい為、原則として当院では食事・歯みがき以外の時間は装着していただいております。

また、定期的なメンテナンスに年3~4回受診した頂きます。

保定期間に入って約2年後から装着時間の短縮を歯科医師の指示のもと行い、就寝時のみの使用に移っていきます。

 

お手入れ方法

可撤式装置

【ワイヤー・QCM】

歯ブラシでやさしく磨いた後、専用の洗浄剤を使用し洗浄をお願いしています。

あまり強くこすったり、歯磨剤を使用して磨くと装置に傷がつき、汚れや着色が付きやすくなってしまうのでご注意ください。

【マウスピース型】

洗浄方法はワイヤー・QCMと同じです。

ただ、マウスピース型は歯を覆っている形状なのでその分しっかりと洗浄していただく必要があります。より定期的に、洗浄剤を使用していただくことをおすすめします。

固定式装置

【フィックス】

ブラケット装置のように歯の裏側に固定されているためしっかりとブラッシングなどのメンテナンスをしていただく必要があります。

歯ブラシやワンタフトブラシを使用して磨いていただきます。

また、定期的な歯科医院でのクリーニングをおすすめします。

まとめ

矯正治療は保定期間も含めた治療です。

口の中だけでなく、保定装置もキレイに保ち続けてくださいね!