自分でつけ外しをするエラスティックゴムとは
人によってかけ方が違う?エラスティックゴム
こんにちは!歯科衛生士の藤井です。
今回は誰もが始め付け外しに苦戦をするエラスティクゴム(顎間ゴム)についてのお話をしていきたいと思います。
矯正治療には、自分でつけ外しをするゴムがあります。
エラスティックゴム や 顎間ゴム といいます。
*上の歯と下の歯をゴムで繋げて嚙み合わせをつくる。
*歯を動かして歯と歯の隙間を小さくする。
の二つの役割があります。
基本、食事や歯磨き以外ずっとつけていただきます。
ですが、患者さんによってかける部位が違います。
かける部位の違い
歯をどの方向に動かしたいかによって変わります。
①Ⅱ級ゴム
上顎前突(出っ歯)に用います。
上は前歯 下は奥歯にかけます。
②Ⅲ級ゴム
下顎前突(受け口)に用います.
上は奥歯 下は前歯にかけます。
③垂直ゴム(バーティカルゴム)
上の歯と下の歯をしっかり嚙み合わすために用います。
垂直になるようにかけます。
④シーティングゴム
上の歯と下の歯の前後差と嚙み合わせを合わせるために用います。
かける部位は歯の動きによって変わります。
⑤交差ゴム
奥歯の嚙み合わせがあってないときに用います。
嚙み合わせの面を超えて斜めにかけます。
どのかけ方でもかけている時間が長いほど効果がでます。
ゴムをしていない時は、歯が後戻りをしています。
特にマウスピース型矯正装置(インビザライン)で顎間ゴムが必要な場合、つけている時間が短いと装置がはまらなくなる場合があるので頑張って装着してください。
エラスティックゴムはかけ方のよって強さや大きさが違うものを使いますので必ず医院で支給されたものを使用して下さい。
また、エラスティックゴムはラテックスで作られていますがラテックスフリーのゴムもありますので、アレルギーがある方も安心して使用していただけます。
ゴムかけは矯正治療の仕上がりに大きく関わってきますので慣れるまでは違和感があったり、付け外しが大変だと思いますがキレイな歯並びを作るためにも頑張りましょう!