マウスピース型矯正装置(インビザライン)で行うIPRとは?
こんにちは!歯科衛生士の菰口です。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)の治療では、マウスピースを装着するだけでなく、アタッチメント、IPR、ゴムかけ等様々な処置も行います。
アタッチメントについてはこちら↓
https://www.horii-kyousei.com/blog/adult/post_3227/
今回はそのうちの1つ、IPRについてお話したいと思います。
IPR(アイ・ピー・アール)って何?
「IPR」は「Interproximal Enamel Reduction:隣接面削合」の略で、ワイヤー矯正でも昔から行われている、歯と歯の間を削る処置のことです。
やすりを使って歯を削ることによってスペースが出来、そのスペースを利用して歯並びや嚙み合わせを矯正していきます。
歯を削るの?と聞くと不安になるかと思いますが、IPRで削るのは0.2~0.5mmほどで、歯の表面(エナメル質)の厚さ1.5~3mmに対して約3分の1以下の量になります。ちなみに0,2mmはハガキくらいの厚さです。
どうやってIPRするの?
神経の無い表面を削るので麻酔も使わず 痛みもありませんが、器具の振動が多少気になる方もおられます。
削る量は少量なので、IPRをすることで歯が弱くなったり虫歯になることはありません。
IPRした歯は目立つ?どんな感じ?
下の写真は前歯をIPRした直後の写真です。
写真は前歯ですが、IPRを行う部位は患者様の歯並びによって変わってきます。
歯を削ると聞くと虫歯治療のようなイメージを持たれる方も多いと思いますが、隙間を作ることで歯を動かしていくので、少しづつ変化も感じられますよ!
IPRの有無は抜歯、非抜歯であったり、歯並びによって変わってきます。
当院では患者様それぞれの歯並びや形態に合わせてマウスピース型矯正装置(インビザライン)の治療計画を立てています。
キレイな歯並び目指して頑張って行きましょう!!