2022.03.18 子どもの矯正

唾液検査とは?

こんにちは、コーディネーターの北川です。

 

当院では、初診相談へお越しいただいた後、精密検査診断のための資料採取を行います。

資料採得では、あごや歯の型、口の中や顔の写真、

矯正用の特殊レントゲンなどの他に “唾液検査”も行っています。

 

今回はその“唾液検査”についてお話します。

 

 

検査の方法

少量の水でお口全体を軽くゆすぐだけなので、

簡単に検査を行うことができます。

 

 

 

唾液検査で分かること

 ①歯の健康について

  ・虫歯菌

→虫歯菌が多いと、歯に歯垢(プラーク)が付きやすくなる

 ・酸性度

→唾液の酸性度のこと

この数値が高いと口腔環境は酸性になり、歯のエナメル質が溶けやすくなる

 ・緩衝能

→虫歯菌や食物由来の酸を“中和”する機能のこと

この働きが弱いと歯のエナメル質が溶けやすくなる

 

②歯茎の健康について

・白血球

→歯と歯茎の間で細菌や異物が増えると、

身体の防御作用により唾液中の白血球が増加する

・たんぱく質

→口腔内細菌や歯と歯茎の間にある歯垢(プラーク)の

影響によって、唾液中のたんぱく質が増加する

 

 ③口腔内の清潔度について

・アンモニア

→口腔内細菌の総数が多いと、唾液中のアンモニアが増加する

口臭の原因にもなる

 

最後に

検査後は、患者さんの食生活や生活習慣も踏まえ、検査結果を元に

歯科衛生士から患者さんに合ったセルフケアのアドバイスを行っています。

 

人によって身長や体重が違うように、歯とお口のコンディションも人それぞれです。

この“唾液検査”で「いま」のお口の状態や自身の唾液の性質を知り、

自分に合ったセルフケアを実施していきましょう。

 

矯正治療症例紹介はこちらからご覧ください

http://www.horii-kyousei.com/category/voice/