歯科矯正用インプラントとは?
歯科矯正用インプラントとは?
インターネット上で歯科矯正治療について検索した際に
“インプラント矯正”や“矯正用アンカースクリュー”等のワードが出てきて
「矯正治療なのにインプラント?」と思われる方もおられるのではないでしょうか。
今回はそんな「歯科矯正用インプラント」についてお伝えします。
歯科矯正用インプラントとは?
→矯正治療の歯の移動の固定源として利用することを目的に、
骨に埋入・植立されるインプラントの総称のこと
歯科矯正用インプラントの特徴
・治療期間の短縮が期待できる
・より精度の高い治療効果が期待できる
・難しい症例(噛み合わせ)の治療も出来るようになる
・チタン合金という身体に優しい素材を使用
(※金属アレルギーをお持ちの場合は、事前に主治医へお伝えください)
歯科矯正用インプラントの種類
(1)アンカースクリュー:スクリュー(ねじ)形状のもの
・メリット
→直径1~2mm程度の大きさで、短時間で処置が終わる
→感染のリスクが低い
→処置の際は麻酔をするため、埋入時の強い痛みがない
(※埋入後、半日~3日くらい痛みが出ることもある)
・デメリット
→年齢や口腔内の条件により合わない場合がある
→より大きく動かしたい場合には適応ではない
(2)アンカープレート:プレート(板)形状のもの
・メリット
→大きく歯を動かすことができる
・デメリット
→歯茎の処置も必要となるため、痛みを伴う
→処置部の感染等のリスクが多少なりともある
※いずれの歯科矯正用インプラントも、必要な歯の移動が終了したら除去します。
※当院では、歯科矯正用インプラントの埋入を口腔外科と連携して行っています。
最後に
歯科矯正で用いるアンカースクリューは大きさも小さく、歯を動かす治療が終了すれば外すことが前提となっているため、歯を失った部分に行う歯科用インプラントとは全く違うものです。
この記事を通して
“歯科矯正用インプラント”の存在を少しでも知っていただけたら幸いです。
アンカースクリューを使った矯正についての詳しい説明はこちらから
https://www.horii-kyousei.com/orthodontic-anchorage-screw/