マスク着用時の口臭ケア
みなさんこんにちは。歯科衛生士の菰口です。
長引くコロナ禍で、マスクを着用する生活にも慣れてきましたね。
マスクをつけることによって自分の口臭が気になり始めた・・・という方も少なくありません。
そこで今回は、私たちの生活にかかせないマスク着用時の口臭ケアについてお話したいと思います。
口臭の原因って何?
①歯垢や歯石、虫歯、歯周病
虫歯菌や歯周病菌からガスが発生して口臭がしたり、歯垢や歯石、
舌の上にある汚れ(細菌)から菌が増殖して口臭になります。
②乾燥
唾液の作用が低下すると、お口の中が乾燥します。
また、口呼吸をすると、お口の中が乾燥しやすくなります。
乾燥は細菌の増殖にもつながり口臭を引き起こします。
③飲食物、嗜好品
ニンニクやニラなど臭いの強い食べ物は口の中に残りやすくなりますし、
タバコのヤニからも臭いが発生します。
④胃腸などの消化器
消化器系の病気があることで口臭がすることがあります。
😊対策
①歯みがき
口臭に大きく関わるのは細菌です。正しい磨き方ででお口の中の歯垢や舌苔を取り除くことが
口臭を減らすことにもつながります。また、矯正装置がついていると汚れが溜まりやすくなります。
歯ブラシだけでなくデンタルフロス(糸ようじ)や歯間ブラシも併用して清掃効果を上げましょう!
②よく噛む
「噛む」ことで唾液の分泌が促進されます。噛み応えのある物を食べることや、食事だけでなくキシリトールガムを噛むことも唾液を出し、歯を守る働きを高めてくれます。
③水分補給
お口の中の乾燥が口臭につながるので、お口の中の保湿を心がけましょう。
水分補給を行うことは、保湿だけでなくお口の中に残った食べかすや細菌を洗い流したり、酸性に傾いたお口の中を中和する作用もあります。
④歯のクリーニング
歯科医院で歯のクリーニングを行うことでお口の中を清潔に保つことができます。
セルフケアだけで歯垢や着色を完全に取りきることは難しいため、定期的にクリーニングを
行うことが大事です。
⑤歯科への定期検診
虫歯や歯周病になってしまうと歯みがきだけで治す事は出来ません。歯科医院を受診して
治療してもらうことも口臭予防につながります。
当院では半年に1度の定期検診をおすすめしています。
口臭ケアには、「雑菌をへらすこと」、「よく噛むこと」、「水分補給」が大切です。
段々と寒くなり、インフルエンザなど風邪の季節になってきました。まだまだ続くマスク生活、
少しでもストレスが減り快適に過ごすためにも、お口のケアを見直してみてはいかがでしょうか?