マウスピース型矯正装置(インビザライン)に色がつく!
こんにちは。ほりい矯正歯科クリニック 歯科衛生士の伊藤です。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、付け外しが可能なマウスピース型の矯正装置です。仕事の都合や、周囲に気づかれずに矯正治療をしたいという方で、装置を付け外しされたい方には、最適な治療です。
しかし、装置を装着していると、マウスピース型矯正装置(インビザライン)に色がつく(着色)や黄ばみが気になることがあるかもしれません。
着色や黄ばみを注意するポイント
マウスピース型矯正装置(インビザライン)をつけている時の飲み物はお水か白湯にする
原則は水か白湯などの無色透明な物を飲むことをお勧めしています。
砂糖が入っているものはカリエスリスクを高めるからです。スポーツドリンクならと思われるかもしれませんが、多くのスポーツドリンクには何らかの酸が入っています。
砂糖も酸も入っていないお茶ならいいかと思われる方もいるでしょう。カリエスリスクという点では問題ありませんが、お茶はマウスピース型矯正装置(インビザライン)にステインが付くので注意が必要です。ストローを上手に使えば、なんでも飲めるのでは思われる方もいるかもしれませんが、まったく飲み物が口の中に回らないということは難しいので、着色という観点では控えたほうがいいかもしれません。水分補給は大切なので、外して飲んで飲むと着色は防げます。
外す時間が長くならないように1日22時間装着は守りましょう。
<マウスピースをつけたまま食事をしない>
マウスピース型矯正装置(インビザライン)を装着中はマウスピースをつけた状態で、お食事をすること咬むことが難しいです。マウスピース型矯正装置(インビザライン)を装着したまま、お食事をすると歯とマウスピースの間に食物残渣がたまります。この状態ではマウスピースの中で、細菌が繁殖して虫歯のリスクを高めます。
食後、歯の表面は若干柔らかくなり、細菌に感染しやすい状態です。マウスピース型矯正装置(インビザライン)を装着していない状態なら、歯磨きができなくても唾液で少しずつ流れていきますが、マウスピース型矯正装置(インビザライン)を装着している間は歯がマウスピースに覆われたままで、汚れがたまったままです。また、唾液には殺菌力と再石灰化の働きがありますが、マウスピースに覆われた歯は唾液の作用も低くなります。
色の濃い食事をするときは注意が必要です。食後、しっかり歯を磨き、すぐにマウスピース型矯正装置(インビザライン)を洗浄しても、マウスピースに色が付くことがあります。
マウスピースのお手入れをしっかり行う
外したマウスピース型矯正装置(インビザライン)は、水洗いできれいにしましょう。洗うときにお湯は控えて下さい。マウスピースの素材は熱で変形しやすいものでできています。
しっかり歯を磨いていれば汚れがつくことは少ないですが、もし汚れがついていれば歯ブラシなどで磨きましょう。唾液や汚れがついたままにすると、石灰化して白くなったり、臭いの原因にもなります。
当院では、リテーナーブライトまたはリテーナーシャインでマウスピースの洗浄を1日1回使用することをお勧めしています。
- マウスピース型矯正装置(インビザライン)をつけている時の飲み物はお水か白湯にする
- マウスピース型矯正装置(インビザライン)をつけたまま食事をしない
- マウスピース型矯正装置(インビザライン)のお手入れをしっかり行う
この3つのポイントに気をつけながら、マウスピース型矯正装置(インビザライン)治療でキレイな歯並びにしていきましょう!!