初診時13歳女性。下顎左側側切歯(2番目)の先天欠損を伴う前歯部の開咬のケース。
会話や嚥下(飲み込み)の際に上下顎前歯の間に舌が押し出されており、前歯が咬み合わない原因であると考えられたため筋機能療法(舌のトレーニング)を行ないました。永久歯列完成後、上顎左右側・下顎右側第二小臼歯(5番目)の計3本を抜歯して頂き、上下顎唇側(表側)マルチブラケット装置を使用しました。
動的治療期間は2年8ヶ月間
治療を受けようと思った理由は(保護者)
通院していた小児歯科で矯正を勧められました。
父親も小学生の時に歯並びで悩んでいたので、娘には歯科矯正をさせたいとのことでした。
最初の舌と唇のエクササイズは、毎晩テキストに沿ってトレーニングをしました。
すぐに結果が出るものではないので、さぼってしまうこともありましたが、親子で協力したトレーニングは懐かしい思い出です。
時間のある小学生の時だからできたのかなぁ...とも思います。
トレーニングが終了し、本人が「八重歯のままでいい。矯正はしない。」と言い出し、数年通院をしませんでしたが、中学生になり、矯正を希望したので、通院を再開しました。3本抜歯し、矯正装置を着用しました。
抜歯や通院後の痛みは、鎮痛剤を服用するほどでしたが、本人が納得しているので、嫌がることは全くありませんでした。
治療を受けて良かったことは(保護者様)
費用、時間、手間もかかりますが、少しずつ良くなる歯並びを見て、「矯正を始めてよかったね!」と親子で言い合っていました。
矯正装置を外し、リテーナーに付け替えた時はキレイな歯並びを見て、親子で大喜びをしました。
部活で疲れて手を抜くことなくもあり、良い患者ではありませんが、堀井先生、スタッフの皆さんの熱心な対応、心より感謝しております。
通院して本当に良かったです!!これからもよろしくお願いします。