初診時年齢35歳の女性 上顎前歯の突出と歯の間のすき間を主訴にご来院いただいた。
元来、上顎前突と思われる不正咬合で成長期の治療で上顎左右側小臼歯が抜歯され、マルチブラケット装置を使用して治療を行ったとのことであった。しかし、前歯の後退はある程度行えたが、抜歯した部位の空隙の閉鎖は完全には行われなかったとのことであった。その後20歳代で再度治療を行ったものの、やはり空隙の閉鎖に至らず、仕事が多忙であったことから治療をあきらめていたとのことであった。30歳代に入り残っている空隙をかなり気にするようになったことから当院を受診された。残っている空隙を閉鎖するため、マルチブラケット装置を装着し、動的治療を行った。 動的治療期間1年2カ月間(調整来院11回)
最初の矯正治療は、小学生の時でしたが、どんな歯並びだったか、どういう治療をしたかなどほとんど記憶にありません。
2回目の治療は、社会人になってしばらくしてから始めました。出っ歯を治したいという思いで始めた治療でしたが、仕事が忙しくなり、通院が徐々に困難になり、最終的には「まぁこんな感じで」という状態で治療を終了しました。しばらくの間、微妙な歯並びの状態で過ごしていました。しかしある日、上に前歯が開いてきているのを鏡で見た時「このままではマズイ」と感じ、ほりい矯正歯科クリニックで治療を受けることにしました。
3度目の矯正治療ということもあり、治るかどうか不安でしたが、先生に大丈夫と言って頂き安心して治療を開始することが出来ました。その後は、驚くほど順調に治療が進み、あっという間に終了しました。
装置が取れた後は、多くの人から「キレイな歯をしているね」と言われます。自分自身では、歯磨きがとてもしやすくなったと感じています。
治したいと思った時に、よい先生とよいスタッフの皆さんに巡り合えて本当に良かったと思います。