初診時11歳女性。上顎中切歯の翼状捻転(捻じれ)を伴う叢生のケース。
智歯(親知らず)の形成状態をレントゲンで確認した上で、上顎第二大臼歯(7番目)を抜歯して頂いたことで歯を並べる余地を確保しました。尚、抜歯した部位には智歯が萌出予定ですので、将来的な歯の本数を減らすことなく治療を行なうことが出来ました。上下顎唇側(表側)マルチブラケット装置を使用し、動的治療期間は1年5ヶ月間でした。
動的治療期間は1年5ヶ月間
治療を受けての感想
初めは「痛いかな?」ということしか頭になかったけれど、先生が話しかけてくれたので痛いことは頭から離れました。先生が痛いと言っていた青いゴムは、痛かったです。しかし、痛みを和らげる方法などを教えていただき、実践してみると痛みを和らげることができ嬉しかったです。
衛生士の人も、とても優しくしてくれて毎回学校や友達の話などをして、とても楽しかったです。新しいことをするたびに、慣れなくて、慣れるまで時間がかかりました。夜、寝るときにつける物を忘れていて「取りに行くのがめんどくさいなぁ」と思う時もあったけれど歯並びが良くなることを考えたら頑張ろうと思うことができました。
今しているリテーナーは食べるときには、外して毎晩洗浄しないといけないので少し大変です。さらに外出するときは、必ずケースを持って行かないといけないので気をつけないとな、と思いました。
私が一番印象に残っていることは、装置を外した日です。なぜかというと、装置を外した瞬間、初めの日との違いに驚いたからです。さらに、お花をもらって写真を撮ったことも印象に残っています。私にとってあの一枚は忘れられない一枚となりました。
これまで矯正治療をしている中で制限しないといけないこともあったけれど、きれいになって良かったし、治療できて良かったなと思っています。これからもリテーナーをしっかりとして最後まで頑張りたいです。
いつも私のムダ話に付き合ってくれてありがとうございました(笑)