初診時年齢21歳の女性。水平的な開咬を伴う上顎前突のケース。
上顎前歯の突出を気にしておられました。審美的な矯正装置を希望されたため上顎舌側(裏側)・下顎唇側マルチブラケット装置を使用して、上顎左右側小臼歯の抜歯による動的治療を行いました。上顎前歯の後退を行なうとともに、咬み合っていなかった前歯を咬み合わせることが出来ました。動的治療期間は2年1ヶ月間
長い間、自分の歯並びのことで悩んでいましたが、なかなか矯正治療に踏み出せずにいました。矯正治療には、多くの時間と費用がかかり、そう簡単に決断することはできないと思います。また、友達や家族、親しい人から「そんなに気にすることないよ」「全然大丈夫!」と言われるたび、「まぁ、いいか」と思ってしまっていました。ですが、仲の良い友達が矯正治療を始め、きれいな歯並びになっていくのを見て、私も治療することを決めました。これからの長い人生を考えた時に、少しでも自分のことを好きでいられるように、前向きに捉えられるようにと思い決断しました。始める前は、長いなぁと感じていた治療期間も始まってしまえば、みるみる変化する自分の歯並びに嬉しさを感じ、あっという間に終わってしまったように感じます。鏡を見るたび、人と話すとき、少し不安な気持ちになっていた以前と比べ、“きれいになったな”と嬉しい気持ちになります。あのとき、少し勇気を出して決断することができて良かったです!
矯正治療には、多くの時間と費用がかかります。なので、医院選びは重要です。複数の医院の情報を収集し、決めていただければいいと思います。
裏側矯正を選択したので、しゃべりづらさ、食べづらさはありました。ただ、どちらも慣れてきます。器具をつけてしゃべること、食べることにも、しゃべりづらい、食べづらいという状況にも、、、。なので、そこまで気になることは、ありませんでした。