初診時年齢12歳の女子
上下顎前歯の叢生を主訴として来院された。上下顎の犬歯が八重歯になっておられ、上下顎小臼歯を抜歯していただきマルチブラケット装置を使用して動的治療を行った。治療中もフロスなどを使用し清掃を行っていたとのことであったが、治療後は歯磨きがとても楽になったとのことであった。
小学校の歯科検診で、歯並びが悪いことを指摘され治療を受けようと決めました。最初は治療中に痛みを伴うと聞き、本人は乗り気ではなかった様子でした。しかし、自分より年下の友達が治療を受けているのを見て、決心がつきました。
治療を受けて良かったことは歯並びが良くなった為、歯みがきがとても楽になったことです。
これから治療を受ける患者様へのアドバイスは、食べたら磨く!を忘れないことです。特に小さなお子様の場合、保護者様が寝る前に仕上げ磨きをすることです。我が家は小学校6年生から始めましたが、先生からのアドバイスにより仕上げ磨きをしていました。その為か虫歯はもちろん、口内炎や歯肉の腫れもなく予定通り治療が終了しました。
仕上げ磨き時、オススメなのが染め出し液とフロスです。染め出すことにより、磨き残しを防げます。フロスはネイルアートで使用するような先が少し曲がった物(ピンセット)で装置の間に通していました。歯間の汚れがよく取れます。ただし奥歯の方は、ワイヤーに引っかかりやすく、注意が必要です。何度か、フロスを通す時にワイヤーに引っかけ破損したことがありました。
治療中は不自由なこともありましたが、その先には美しい歯並びが待っています!患者様と保護者様、そして先生を始め、医院のスタッフ様たちと一緒に頑張って治療してください。