初診時年齢32歳の男性 上顎右側側切歯の口蓋側転位を主訴に来院された。
アングル1級叢生と診断し、マルチブラケット装置を使用し抜歯を行わず動的治療を行った。口蓋側に転移していた側切歯が歯列内に配列され、ずれていた上下の正中線も合致させることができた。治療前にはご友人から「顔の左半分がつかれた感じがある」と言われたとのことであったが、治療後にはその感じが消失したとのことであった。 動的治療期間11か月間
矯正は、歯医者に行く度にすすめられたりしていましたが、いつかできたらいいなと思うだけで、現実的にはお金も時間もかかり、他の事よりも優先順位はかなり低かったと思います。
ところが、体調が悪いときに、友人から顔が歪んでいるのじゃないのか、と言われてから気になり始め、自覚も少しでてきました。調べていくうちに歯並びが原因かもしれないと思い、カウンセリングを受けたことがきっかけです。
最初、矯正は子供がするもの、という先入観があったのですが、先生から「やりたいと思った時に」と伺って、それならば早く初めて早く終わるにこしたことはないと思い、すぐに治療を始めました。
結果1年ぐらいで一通り終わり、振り返るともっと早くやれば良かったと思うばかりです。
毎朝鏡の前で歯を磨いて、髪を整えて、出かけることは今までと同じですが、矯正が一通り終わってからは、ちゃんと歯が磨けているかもチェックするようになりました。
矯正後、ハブラシが歯と歯茎に綺麗に当たっていること、ちゃんと機能していることを実感しています。
治療後は食べること、噛むこと、磨くこと、歯を見ることなど、歯に関して意識するようになりました。
健康面からみても歯が関係していることも勉強になっています。
個人的には矯正治療は、自己啓発とか投資に近い感覚を持っています。
仕事面でも人前に出る機会もありますので、決して損にはならず、プラスに働いているのではないかと思います。