初診時年齢15歳女性。下顎の偏位、顔のゆがみを主訴として来院された。
上下顎正中線は下顎前歯約1本分ずれ、右側の大臼歯も反対咬合となるほどずれていた。顔のゆがみも著しかった。顎離断術を併用した外科矯正が必要であったが、患者さんも前向きにとらえていただき、術前矯正1年4か月、術後矯正1年で保定へ移行することができた。かみ合わせ、顔の状態も改善し大変喜んでおられた。
治療を受けた感想
矯正治療を始めるきっかけは、小学校高学年の時に徐々に上下の歯の噛み合わせが悪くなった事でした。その当時は下あごが歯1本分ほどずれていました。その後しばらくしてから治療を始めました。
私の場合手術も必要だったので術前矯正、手術、術後矯正を行いました。
治療中大変だったことは(本人)
術前矯正は定期的な調整をするたびに痛み、辛かったこともありますが、回を重ねるごとに痛みも減り、どんどんきれいになっていく自身の歯並びを見てこれからも治療を頑張っていこうと思うことができました。
治療を受けて良かったことは(本人)
手術後は、上下の歯がかみ合うようになり外見的な顔のずれも無くなったので、気持ちの面でもすごく前向きになることが出来ました。また、以前は笑うときに歯並びを気にして口に手を当てるのがクセになっていましたが、今はそのクセは直り思いっきり笑うことができます。
これから治療を受ける方へのアドバイス(本人)
これからも治療を受ける方には不安に思っていたり、大変そうだと思っている方もいらっしゃると思います。正直私も装置がつくのが嫌だったり歯磨きが面倒に思う事もありました。でも、ほりい先生をはじめ、スタッフさんの温かいサポートや家族、友人の理解や応援があったので治療を続けることが出来ました。装置が取れたときにこみ上げてきた達成感やうれしさ、また感謝の気持ちは計り知れません。この気持ちをぜひ、これから治療を受けるたくさんの方に共感してほしいと思います。