初診時年齢58歳女性。下顎小臼歯が舌側に傾斜しうまく噛めないことを主訴に来院された。
大臼歯が近心に傾斜し下顎前歯にも叢生があったことから、マルチブラケット装置に矯正用アンカースクリューを併用し動的治療を行った。かみ合わせの不安が主訴であったが前歯の並びもキレイに整ったことに驚いておられた。
動的治療期間1年6か月間
奥歯がふとしたことで折れ、「噛む」という当たり前にしていた動きに、不安を感じたのが受診のきっかけでした。年齢も年齢なので、本当に矯正できるのか…。半信半疑と言っては失礼ですが、矯正装置をはめているのは子供or若者しか見たことがなかったので、不安だらけの診察でした。
さまざまな検査で私の歯や歯茎等をしっかり把握して頂いた上で、丁寧に現状、治療の流れ、リスク等々ご説明頂いたのでとても安心して矯正踏み切ることができました。当然装着中の痛みや不自由さはありましたが、スタッフの方々がいつでも丁寧に説明をしてくださいましたし、経緯がよくわかるので、見通しを持ってのぞむことができました。嶋本先生にもいつも優しく丁寧に治療していただき本当に安心でした。装置を外して、自分の歯並びを改めてみてビックリ!!誰の歯?と正直思いました。もともと噛み合せへの不安から始めて矯正で、美しさを期待していたわけではなかったので、とても新鮮でした。こんなきれいな歯に「変身」させて下さったこと、感謝しております。これからも歯の手入れをきちんとして、自分の歯でしっかり噛み続けられるようにしようと決意しました。本当にありがとうございました。