初診時年齢7歳の女子、左側乳犬歯から第一大臼歯までの交叉咬合を主訴に来院された
上顎歯列の幅径が狭く、正面セファロや顔貌写真などから、下顎が左側へ偏位していることが確認できた。また、中切歯は萌出途中であったが、交換前であった上下の乳側切歯が咬合しておらず、嚥下時の舌突出があり、開咬を伴う偏位咬合と診断した。上顎に拡大装置を装着し筋機能療法を併用しながら上顎歯列の拡大を行った。左側の交叉咬合が改善し、前歯部の開咬は緩和した。あごの曲がりも進むことはなかった。その後、永久歯への交換を観察し、永久歯への交換終了後、開咬の改善と口元の突出の改善を目標に上下顎小臼歯抜歯を行っていただき上下顎マルチブラケット装置を使用してⅡ期治療をおこなった。通算の通院は7年間だが、Ⅱ期治療で使用したマルチブラケット装置の装着期間は1年7カ月間 調整来院は16回であった。
私は小1の時に歯科検診で開咬と言われ、ほりい矯正歯科クリニックさんを受診しました。
自分ではあまりわからなかったけれど、矯正の必要があると言われ、両親と話し合って治療をすることに決めました。
私の場合、舌のトレーニングを毎回していたのですが、山本さん(歯科衛生士さん)に担当してもらいとても優しく熱心に教えてくださいました。舌のトレーニングは毎日する必要があったのですが、それを続けることができたのは、山本さんや堀井先生による励ましがあったからです。また、次第に歯並びが良くなったり、口が閉じていくのを実感することができていたからです。
私は治療を通して、歯並びが良くなったことで、自分に自信をもつことができました。
本当にありがとうございました