初診時年齢48歳の女性。前歯部の開咬を伴う叢生のケース。
前歯の叢生と開咬を気にして来院されました。
上下顎唇側マルチブラケット装置を使用して、上顎左右側第一小臼歯、下顎左右側第二小臼歯の抜歯を行って頂き、動的治療を行いました。嚥下時に舌の突出癖があったため、筋機能療法を併用して治療を進めました。
前歯の叢生と開咬を改善し、咬み合っていなかった前歯を咬み合わせることが出来ました。
動的治療期間は3年7ヶ月間
子供の頃から歯並びは悪かったのですが、さほど気にならない程度だったので特に矯正はしませんでした。しかし、大人になってからもズレはどんどん大きくなり、2本の歯が重なり出っ歯になってきました。このままでは、もっとひどくなる一方だと思い、50歳という年齢も気になったのですが、思い切って先生にご相談したところ、「いくつになっても遅いということはない」とのお言葉を頂き、決心致しました。
治療中、スタッフの皆様も親切にご指導くださいました。
舌のトレーニングでもできないところが多くて苦労していたら、「じゃぁこのやり方はどうでしょう?」と別の方法を提案して下さったり、少し出来たら励まして下さったり、とても頼りになりました。歯並びが悪かったときは、前歯でかじるのが難しくて、特にとうもろこしなどは食べるのが大嫌いだったんですが、今はすごく食べやすくなり、大好きになりました。歯並びでこんなに変わるんだ!と特に感じたところです。
また、以前は歯並びが悪かったのであまり写真でも笑ったりせず、人前でも歯を見せたりというのが苦手だったのですが、今は自信をもって話をしたり、笑ったりできるようになりました。本当に嬉しいです。
私はずっと年齢が、いってからだともう遅いのではと思っていたのですが、日々の生活がこんなに変わるのであればもっと早くに勇気をもってチャレンジすれば良かったと思いました。
ありがとうございました。